日本は幸福度後進国?日本人がたどり着けないスザットの生き方

現在夫婦で世界一周のおだやんです。

アフリカの楽園と言われるタンザニアのザンジバル島にやってきたおだやんとちょく。さて、この日は同じ宿に泊まっているオランダ人女性のスザットと、ヌングイの穴場的名所ケンドワビーチ(Kendwa Beach)へ行ってみることに。

この日はスザットと1日中互いの人生や国の話をしたことをきっかけに働き方・生き方・幸福度などについて色々考えることがありました。旅行記は半分に後半はちょっと過激に自分の考えを論じてみました。

ケンドワビーチへ

ムネンバ島シュノーケルツアーの翌日、ヌングイのビーチは見尽くしたので何をしようか迷っていると宿のオーナーからもう一つの名所ケンドワビーチへという場所が人も少なく穴場だと教えてもらう。

仲良くなった同じ宿のオランダ人のスザットも誘って3人で自転車を借りて行ってみることに。

オランダ人らしく背が高いスザットは物腰が非常に柔らかな大人しいタイプの女性。彼女の口癖は「I’m sorry(ごめんなさい)」。我々がこれまで会ってきたヨーロッパの人とは違って何かにつけてすぐに謝るから彼女は新鮮に映った。

さて3人で自転車を漕ぐこと25分、お目当のケンドワビーチに到着した。

観光客はほとんどいない。

ヌングイと同様、白い砂浜と青い海がどこまでも広がる楽園だった。

ビーチにはヌングイビーチと同じくビーチマサイが何かを売り歩いていた。

砂浜をよく見ると・・・

砂の中に赤やピンクの粒が見える。サンゴのかけらなのかな。

そしてケンドワビーチの名物がこのビーチに張り出した岩。

岩の下はところどころ人が立てるような屋根状になっていて、その下では地元の女性が観光客向けに髪の毛をドレッドに編んであげたり、お土産を売ったりしてた。

 

日本人は働きすぎ?幸福度は?

一通りビーチを散策したあと、砂浜に腰をおろして3人でビーチを楽しんだ。

この時スザットと互いの国について話す中で驚くことがあった。

日本人は働きすぎ?!

スザットはオランダでは看護師として働いているんだけど、なんと毎年1ヶ月のまとまった休暇をもらえているそう。しかも有給ですよ。有給

厳密に言えばオランダでは長期休暇はまとめて取れてもせいぜい3週間くらいなんだけど、彼女は職場でかなり気に入られてるとかで1ヶ月の休みにすることができるんだって。その休みを使って気になる国を1ヶ月旅行するのが趣味で、今年はタンザニア1周を選んだんだそう。

「日本じゃそんな長期休みは無理だよ」

そう驚くと彼女が聞いてきた。

「日本はどのくらいまとめて休めるの?」

「長くて9日間かな・・・」

「え?!それで大丈夫なの?」

「全然大丈夫じゃないから俺たち二人は会社を辞めたんだ」

アメリカ人のブラックジョークみたいな返しに彼女は笑ってた。別に体を張ったジョークとかじゃなくて大真面目なんだけどな。だって働きながら毎年そんなに休めてるなら俺たちは別に仕事やめてなかったもんなぁ。

 

ヨーロッパの先進国の人の話を聞くと毎回「日本人って働きすぎだなぁ」と改めて痛感する。

実際俺もテレビ局でディレクターをしていた時は40連勤や2徹3徹なんて別に珍しいことじゃなかったし周りの同僚も同じだった。それに有給なんて消化できなくて当たり前で、「未消化有給がいくつ溜まってるか」を自慢する先輩だらけだった。

 

日本はまとまった休み(有給)が少なすぎる気がすると思って調べたらこんなレポートがあった。

《世界の休暇についての調査》
旅行サイトExpediaの調査によると、2016年度においては先進28ヵ国の中で日本の有給消化率は最下位なんだとか。その調査によると「休み不足(休みがもっと欲しい)と感じる人」の割合も最下位で、「自分の有給支給日数を知らない人」の割合も最下位、「休みを取ることに罪悪感を感じる人の割合」は約60%にのぼり韓国に次いで2位という報告だった。ちなみに休みが取りにくい理由TOP3は「人出不足」「同僚が休んでいないから」「お金がない」。

 

そりゃメンタル病みますよ・・・

 

ちなみにこの旅では、他にも先進国の人たちと働き方を話し合う機会がたくさんあった。その中で日本人の心にグサリと刺さるコメントをメモしておいたので、これを機にまとめてお伝えします。

《西洋人「仕事」名言集》

「残業があるのは上司が無能だから」(ドイツ)

「仕事でヘマをしたら日本じゃ徹夜してでも修正?ドイツじゃ『君は疲れているに違いない』と言われて休みをくれるよ」(ドイツ)

「残業代が払われないことがある?中世(時代)かよ」(イギリス)

「フランスじゃ年に6週間の有給しか取れない。それに満足できなくて会社を辞めたんだ。たった年間6週間なんて奴隷と同じだろ??」(フランス)

「(日本人は)そんなに働いてどうするの?」(オランダ)

   
センスがありすぎてちょっと心臓に悪い。

 

日本人の幸福度は低すぎ?

さて、スザットとの働き方や休みについての話はどんどん飛躍していき、最終的には幸せについての話になっていった。

まとまった休みが取れて幸せそうだけど、彼女は休みという部分だけでなく他の面でも幸せそうだった。

最近では博士号を取得したことで給料もアップし仕事は順調。今のところ恋人や結婚に興味はないけど、週末に両親とご飯を食べるだけで幸せを感じる。彼女は今の自分の人生に非常に満足していた。

「仕事も楽しいし愛すべき家族もいるし、それにこうして働きながら海外旅行もできるし。他に何もいらない。最高の人生よ」

日本で「最高の人生だぜ」なんて言っている人に少なくとも俺は会ったことがない。

 

そこで世界の幸福度というものが気になったのでこんなものを調べてみた。毎年国連が出している幸福度に関する世界的な指標・世界幸福度報告(World Happiness Reportというもの。

《世界幸福度報告》
国際連合が発行する幸福度調査のレポート。この調査における幸福度とは、自分の幸福度が0から10のどの段階にあるかを答える世論調査によって得られた数値の平均値であり主観的な値である。報告においては、この幸福度を、GDPや健康寿命を含む6つの説明変数を用いて回帰分析し、各説明変数の寄与を求めて分析している。(wikipediaより)

  
「仕事の有無」「メンタルが安定しているか」「ワークライフバランス」「自由な人生選択ができるか」などの個人の幸福度だけでなく「政府や企業が信頼できるか」「社会保障の豊かさ」「政治状況や治安」など社会環境も大きな要因になっている。

この報告の中で2017年のランキングでは日本の順位は155ヵ国中51位

日本より上には欧米諸国に加えアラブ首長国連邦などの中東の国々、ブラジルをはじめ中南米の国々、日本近隣だとロシア、台湾、マレーシア。これってもう「日本はアフリカよりはマシ」と言えるだけのギリギリセーフなラインだよね。

 

現実を見ない日本人

日本といえば世界がうらやむ先進国で、自然も豊か、それに治安も良いしご飯も美味しい国。なのにどうして幸福度が51位なの?と思うかもしれない。

でも、この記事の日本語訳を紹介した各サイトに寄せられたコメントを見てみると大半が以下のようなものだった。

「治安がよく、貧富の差が小さく、まだまだ豊かで福祉もそれなりに充実している国で、表現の自由度も高い、こんな国が女性の自由がないイスラム諸国より幸福度が小さいなんて、国連の統計とは何を見ているのだろうか。」

「このようなランキングはパラメーターの混ぜ加減で順位はいくらでも変わるし、意図的な操作ももちろん可能。日本が51位というのは明らかに意図的なディスカウントが入っているように感じますね~。」

「そんなこと言うなら日本に出て行け」

 
このコメントを見たとき、日本の未来が非常に心配になった。そういうことじゃないだろ!と。 

「他の国に比べたらまだマシだ」「そんなの情報操作だ!」「嫌なら出て行け!」と論じている人は、自分の置かれた状況を認めたくなく、現実から目をそらしているだけだと思う。いい大人がそんな調子だから日本は155ヵ国中51位という結果になるんだ。

それにこの相対的な幸福度指標が「西洋諸国の背中を追いかけなさい」と言っているように聞こえるかもしれない。でもそう見える人は本質の部分を見ていない。

肝心なのは相対的な幸福度指標をきっかけに「自分の幸福度はどれくらいだろう?」と自分の人生を見つめ直し、もし満足いかないのなら満足させるべく動き出すことなんじゃないかな。

日本はどうなる?

ザンジバル島の夕暮れを見ながら「日本は自分が思っている以上に黄昏時かも」と一瞬思った。

でもそんな風に諦めたら人生終わりな気がする。こんなに何でも出来る時代なんだから、俺たちはもっとスザットみたいに幸せに生きてもいいんじゃないかなと思った。

彼女との何気ない会話から、いろんなことを感じて考えた1日だった。

 

これから日本は働きやすい国になるのかな?幸福度が高まる日が来るのかな?



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2 件のコメント

  • いつも楽しくブログを拝見しています。
    上の方に同意します。
    私は約10年前にアメリカに渡り、現在は永住権を持って子育てをしながら働いています。ぜひ、貴重な経験を活かし、帰国後の仕事を海外に求めて下さい。
    これからも楽しい旅の記録を読むのを楽しみにしております。アメリカ南部に立ち寄られることがありましたら、ぜひお会いしてお話ししましょう。

    A T

  • おっしゃる通りですよ!
    仕事は日本企業じゃなくて純粋な外資に求めましょう。
    私はもう30数年前にそうしました(年次休暇は初年から一カ月、「取らなければいけない」と言われてました!)。で、その結果、東京支店勤務からまんまと海外勤務者になり50歳前に退職して、今はバンコクで悠々自適な暮らしをしてます。

    お二人は有名代卒エリートだし、英語ができれば40代でも高給な仕事があるでしょう。
    日本にしがみつく理由なし!

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