エベレストトレッキング11日目(Namche→Tengboche)病みあがり夫と動けなくなった嫁

おだやんです!

ナムチェバザールでの休養中に、高山病かと思いきやまさかの卵ゲップ病(ジアラルジア)に感染したおだやん。

薬のおかげで嘔吐と下痢はなんとか収まったので、次の村を目指します!

病み上がりの朝

【Day11】11月29日(晴れ)Namche(3440m)→Tengboche(3860m)

朝から家計簿のことでケンカになった。家計簿はちょくが付けてくれているのに、口を出してしまったから。

ごめんごめんごめんごめんごめん!

朝から謝り倒し8:30に出発!ごめん!

ナムチェに滞在中に発症したジアラルジア(通称卵ゲップ病)は、ちょくが調べて買ってきた薬と水分補給のおかげで、丸1日苦しんだ末になんとか軽くなった。

まさにノロウイルスと同じ症状で、唯一違うのは出続けるゲップが卵が腐った臭いということ。

あんなに自分の息の臭さに嫌気がさしたのは生まれて初めて・・・

 

1週間ほどの潜伏期間があるらしく、山の中で水を飲むときは浄化タブレットを使っていたから、もしかするとトレッキング前に感染したのかも。

東南アジアやインドなど途上国のローカル食堂で出てくる水や生もの、また山の湧水などどこでも感染しうるらしいので皆さんも気を付けて下さい!

ただこれから1週間ほど油物や刺激のあるものが食べない方がいいらしいから、食に困りそう…

 

ピザとか食べたいのに!

 

すっきりしない胃腸を心配しつつもナムチェの村を歩く。

それにしても昨夜起きた地震は怖かった。日本と違って耐震構造とかじゃないと思うから。

・・・

山の中に入って久しぶりに雲を見た。

それにしても改めてナムチェの村はすごい。

よくもこんな3440mの山肌にこれだけの建物を作ったよね…

しかもナムチェには何でも売ってるし、ビリヤードバーやベーカリー、オシャレのカフェもある。

いろんな発見と驚きがある村だった。

村の中心部でトレッキングの最初の方で出会ったチャールズに再会。

彼はすごい穏やかで優しい紳士。

また会おうと別れを告げて、ペースの遅い彼を抜いて先に登り始めた。

今日目指すのは標高3860mのタンボチェという村。富士山よりも高い。ナムチェからタンボチェまでは普通のペースで6時間だという。

・・・

富士山に登ったことが無いちょくは、ナムチェ以降は常に人生の最高到達地点を更新し続けている。

ちなみに俺は富士山には8歳の時に初めて登って以来、富士吉田駅から登ったりと計4回挑戦してる。最後の1回は海外登山のための練習として冬に1人で挑んだんだけど、3日目に7合目で強風のためリタイヤした。

冬の富士山は本当に辛かった。

それに比べたらエベレストトレッキングなんて楽だわ!なんて思ってたんだけど…

 

すごく辛い。

 

ハネムーンってこんなに辛いものなの??

・・・

3日ぶりに歩いたから30分くらい歩いただけで疲れる・・

そういえば、俺がジアラルジアでトイレに立てこもる前に、ちょくも嘔吐と下痢に見舞われた。ジアラルジアではなさそうだったから結局原因は不明のまま。

2人の体調は100%万全とは言えない。

いかに他のトレッカーに抜かされようと、とにかく無理をしないようにゆっくり歩くように心がけた。

雄大な雪山だけだとそれほど感動はないけど、このチベット仏教の旗があると山の中なのに異国情緒を感じられて少し感動する。

不思議な国に迷い込んだような感覚。

この日の午前中はひたすら谷に沿って歩く。

後ろを振り返ると、これまで登ってきた谷が遠くまで続いてた。

「俺らここまでよく登ったよね…」

「アタシャ人生でこんなに山を歩き続けたの初めてだよ」

ちょくは山初心者なのに本当によくやっている。

普通の女子をハネムーンでエベレストトレッキングに連れてきたら、たぶん3日目で「アンタと結婚した私が間違ってた!」なんて言われ、成田離婚になる前にカトマンズ離婚になりそうな気がする。

 

トレッキングも、シバラヤから街道への合流までが第1章だとしたら、カラパタールまで向かう今は第2章に突入している。

第2章はまだ始まったばかり。

ここからはより一層ちょくをフォローしないと発狂してしまう…(発狂するのはもう少し先の話)

・・・

さて、1時間しないうちにエベレストが見えた。

分からない人のために印を付けると…

これがエベレスト!

あの麓まではまだ1週間くらいかかりそう。

途中にあったストゥパ。

地元の人によると、このストゥーパやチベット仏教の経文が書かれたマニ石や手で回すマニ車、そして旗が掲げられた棒を通り過ぎるときは、その左側を通らなきゃいけないそう。これは宗教上の慣習や迷信みたいなもの。

トレッカーの半分くらいが実践して半分くらいは無視してるこの迷信は、実践すると時に遠回りになるため地味に疲れる。

それでも我々は郷に入れば郷に従えの精神で最後まで実践した。

途中にあった分岐。タンボチェは右を行く。

小さな村で休憩しつつ歩き続け、ナムチェから3時間でTesing村に到着。そしてTesing村(3380m)をすぎ、谷底にあるPhunki Tenga村(3250m)まで下る。

せっかく登ったのにまた下るのか…

 

Phunki Tenga村の手前にあった長めの橋。

荷揚げのために飼われてるゾッキョという毛の長い牛が橋の中央で立ち止まってた。

彼らが橋にいると危ないから通り終わるまで待たなきゃいけない。

 

焦らず、休憩できると思って気長に待つ。トレッキングでは焦っても良いことは何も無い。

橋の手前に行方不明になったトレッカーの張り紙があった。

この付近で川に転落して行方不明になったそう。こういうこともあるんだと気を引き締めた。

自炊トレッカー

橋を渡ってすぐのところで昼ごはんにすることに。

ナムチェ以降は全ての値段が跳ね上がっていくから、せめて昼ごはんだけでも自炊をしようとガスや辛ラーメンをカトマンズで買っておいた。

バーナーは昔から使ってる超コンパクトになるプリムスの「ウルトラライトバーナー」みたいな名前のやつ。

普通、エベレストトレッキングではたぶん誰も自炊なんかしない。自炊のための荷物を運ぶのは大変だし、ポーターを雇うにはお金もかかるから。

それでも自炊が好きな我々は自炊の道を選んだ。

だって好きな所で食事が出来るって最高!!

でも辛ラーメンって野菜か卵を入れないとそんなに美味しくないことにここで気がついた。明日以降どうにかしなきゃな。

コースから少し離れた草地で自炊してると、よっぽど珍しいのかネパール人からもトレッカーからも「お前ら何してんの?!」とでも言うような目で見られた。

自炊、楽しいんだけどな…

歩けなくなったちょく

自炊を終えて歩きはじめるとすぐにチェックポイントがあった。

このチェックポイントからが本当に過酷だった。

とにかく斜面が急で、景色も後ろの谷しか見えない。

 

地図を見るとタンボチェの手前あたりからは600mほど登る必要があった。

1時間経っても同じ景色で相変わらず急斜面。3日ぶりに歩いたことと、体調も万全でなかったこともあり、ちょくが動けなくなった。

「おーい。大丈夫?」

反応はない。

ようやく口を開いたちょくは猛烈に怒りをぶつけてきた。

「もうやだmgm@w@’pn’@.043ひにり61^なつひu/m_d!」

スニッカーズ de 餌付け作戦も効かない…どうすれば…

いじけてるし、手の付けようがなかった。

たぶんこれは普通の女子の反応。俺は、ちょくが超人か何かだと勝手に思い込んでいた。ちょくなら大丈夫だろうと。

・・・

落ち着くのを待って、どれだけ時間がかかってもいいからタンボチェを目指そうと諭した。

俺は仏陀になり切った。

 

「終わらない坂ありません。共に登りましょう」

 

そんな寸劇をしばらく続けてると、ストレスを吐き出し切ったちょくがようやく笑ってくれた。

その後も尾根尾根サギを駆使してちょくを励ました。

「あれ尾根じゃない?俺の計算ではあと50分かな?」

「いや尾根はアレかな?あと40分かな?」

「尾根は見えないかも知れないけど、やっぱりあと45分くらいかな〜(増えてる)!」

そしてついに坂を登ること2時間。15:30にタンボチェに着いた!

ちょく、よく頑張った!

エベレストの宿ルール

到着後すぐに雲が空を覆い始めた。風も吹いてきたから寒くなりそう。

タンボチェにはエベレストトレッキングコース上で最大級の寺院がある。

予想以上に大きくてビックリ。村にはお坊さんがたくさんいた。

村に入って左の方にあるロッジがオススメだと聞いていたので行ってみる。

この看板が目印。

「Trekker’s Lodge」

2人で1泊200ルピー。

部屋の窓が小さくて牢獄みたい。あんまり居心地は良くなさそう。くっ付いて寝ると暖かいから、いつものようにベッドをくっつけてダブルベッドにする。

でもベッドを片方動かすとドアが開かない!出られない!

疲れてる中、ベッドの向きを変えたりして大変だった。

 

部屋にあった壁紙。

エベレスト街道ではどのロッジでも言われることだけど、外食したり自炊したりすると追加チャージを取られる。

宿代はどの標高でも100円とか200円なのに対して、食事代だけが上がっていく。つまり食事代が宿の大きな収入源になっている。

だからどれだけ節約したくても夜は素直に宿で食べた方が良い。

到着後から混み始め、晩御飯前にはリビングはトレッカーでぎゅうぎゅう。

寒くて明るいうちからストーブを付けてくれた。

宿のお兄さんが入れてるのは…

牛やゾッキョの糞!

そう、木があまり生えない標高では木は貴重すぎて燃料にするにはもったいない。

そこで家畜のウンチを乾燥させて燃料にしてる。これが木みたいに燃えて、火の持ちも良いから驚いた。

宿のメニュー。

ダルバートもここでは500ルピー(500円)もするまでに。日本と同じほどの物価になってきた。

ちょくはダルバート、ジアラルジア後の俺は刺激物をさけてガーリックスープだけにした。

足りない…

足りないけどまた下痢になりたくないから我慢するしかない。

 

そういえば、タンボチェに着いたあたりから俺は頭痛がしはじめた。たぶん軽い高山病。だから宿に着いてとにかく水分を摂りまくった。

高山病の対策は水分補給か利尿剤を飲んで血中の酸素濃度を上げていくか、下山するかしかない。

水でお腹が膨れてそれはそれで辛かった。一応高山病の薬を飲んでおいた。

リビングの壁におかしな名前のツアー会社のステッカーが貼られてた。

ダルバートパワードットコム。

これ、日本で例えたら、「カツ丼パワードットコム」とか「味噌汁パワードットコム」っていう名前を会社名にする感じ。

まあそのくらいネパールではツアー会社が無数にあって、被らない名前を決めるのが難しいほどの飽和状態にあるんだろうね…

その日のトレッキングを終え、夕食を食べ終わると、宿にいたトレッカーはみんなちょくと同じような顔ににっていた。

みんな疲れてるんだね。

夜寝る前に、ちょくが明日も発狂したりいじけたりしないように、前もって仏のように諭しておいた。

「日本の都会でジワジワ消耗するより、『歩くの辛い!空気薄い!』とか言ってる方が生きてることを実感できて良いだろ?だから明日も頑張ろうね」

我ながら励まし方が雑…

夫婦でのトレッキングは本当に絆が試されている気がする。明日から大丈夫だろうか…

 

この夜はダイアモックスという高山病の薬(ただの利尿剤)を飲んだせいかトイレのために8回も起きた。

続く!

使ったお金

【朝飯】マッシュルームスープ(260Rs)、トーストwith ジャム(270Rs)

【昼飯】自炊

【晩飯】ダルバート(500Rs)、ガーリックスープ(280Rs)、ホットレモン小ポット(400Rs)

【宿代】200Rs@Trekker’s Lodge Tengboche

この日の日記

おだやん

朝から家計簿でケンカ。昼は辛ラーメン。早く減らしたい。昼後の登りが辛い。辛い。15:30にタンボチェ着。頭が痛くなる。薬飲む。夜8回くらいトイレへ。ちょくが弱気でまいったぜ…

ちょく

昨日は1日気持ち悪かったけど、朝は楽に。でも下痢が最高潮。ルクラからはゆるやかと聞いていたのにガッツリ登山で滅入る。お腹の調子悪いし、登りキツいし、おだやんにあたり散らかす。ごめん。寝てる時、「日本の都会でジワジワ消耗するよりも、空気薄い!とか言ってる方が生きてる感じがするって話をした。byおだやん



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